「出版記念茶会 “クハガタ茶会”ケータリング」

今日の連続投稿も最後。。。

日曜日のケータリングは、詩集の出版記念茶会 ”クハガタ茶会”にて、

点心席(普段の飲茶の点心ではなく、日本料理の点心です)とお菓子を担当させていただきました。

詩の朗読あり、お食事あり、薄茶あり、珈琲ありの、とにかく見どころ満載の茶会です。

今回は写真をたっぷり掲載してご説明させていただきます。

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詩集のタイトルに合わせた軸、そして床には夏の思い出のかけら

どちらも今回のアートディレクション担当の福井画伯作

そして茶会記

クハガタ茶会 平成二十六年文月二十日

於 麻布ウグイス

虫籠の鍬形が、記憶の絵日記をギリギリと斜めに横切って行く夏に。 拙い言葉に緑蔭を吹き抜ける一服と暗闇の中で目覚めた一杯を添えて。

寄付 床  夏草・虫籠飾り 銘「鍬香」 垂水温泉水 青竹水筒 時代木桶 硝子汲出 籐茶托 籐盆

点心席 五橋 発泡純米酒 ねね オリジナルカクテル「涼」 蜜香製

蜜香製フィンガーフード 岐阜 根尾谷より 鮎のおこわ クリームチーズとアボカドの酒粕漬け 木の実を添えて

涼やかなトマトのコンポート 自家製山葵バターと鴨のカナッペ

藍柿蔦の葉形小皿 備前皿 横田祥子作 時代ショットグラス 仏蘭西 藍柿蝶形小皿 木賊文硝子皿 保谷製 時代銅版人物文小猪口 阿蘭陀 蜜香 村木美沙

朗読 掛物 寝暮画  クハガタ図 朗読  『きみの砦から世界は』より  小山伸二

薄茶 茶器 籠地棗 籐吾作 茶杓 銘「九雲 」 茶碗 黒楽 銘 「クハガタ」

二 黄伊羅保平茶碗「女郎花」小堀宗明銘 替 安南染付 替 唐津井戸 西岡小十作 替 黄瀬戸 馬盥 御茶  「珠の白」 柳桜園詰 菓子 飛鳥文明の古代チーズ「蘇」蜜香製  唐木銘々皿 亭主 清水宗雀

濃珈琲 珈琲「ペルーチャンチャマイヨ」 中国白磁小茶碗 珈琲杓 銘「驟雨」 公長齋小菅製

珈琲カクテル「覚醒と酩酊」薩摩黒千代香 菓子 「南蛮渡来の黄金」蜜香製  時代チッペンデール銀皿 亭主 小山伸二

器コーディネート 山田英幸

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寄付の青竹は、父に切り出してもらいました。

青竹の香り涼やかで、うだるような暑さから一気に涼しげな世界に引き込まれます。

今回蜜香では、茶席のお食事の雰囲気を壊さないよう、でも蜜香の香りも出しつつ。。という内容でいかせていきました。

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2種の器に盛りつけさせていただいたので、写真も2枚で。

素敵な器は骨董収集がご趣味の山田さんに貸出&コーディネートしていただきました。

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今回の材料はグリーンが多いです。

夏の点心席、大人の茶会なので、ぐっとシックな色合いにいたしました。

そして天然の鮎も!

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岐阜の根尾谷で天然の鮎を釣って送ってもらいました。釣り人は父です(゜-゜)今回父が何故か大活躍。

サイズは1尾20㎝ほどのとてもいい大きさ!台風後の増水で大漁だったようです。会に間に合ってよかった。。。。

20名様分の小さなおこわに、10尾使用いたしました。贅沢!

 

お料理は4品

*グリーントマトの涼やかなコンポート <ペパーミントと花椒をしっかりきかせ、清涼感いっぱいのシロップにしました。

*自家製バターと本わさびのテリーヌ 鴨のスモークとカナッペにのせて <静岡の本わさびを生クリームを撹拌して作ったクリーミーなフレッシュバターに練りこみました。

*岐阜 根尾谷産 天然鮎のおこわ 新生姜を添えて <天然の鮎の香りを消さないように、控えめな味付けのおこわにしました。新生姜でさわやかな後口に。

*クリームチーズとアボカドの酒粕漬け 木の実を添えて <4日間酒床に漬けました。すっごくイイお酒のあてになります。木の実はクリームチーズによくあいます。

素敵な器に盛りつけさせていただいたので、私の料理たちもいつもよりうれしそうです。

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食中酒のカクテルも作らせていただきました。

今回のためのカクテルで、「涼」

ウォッカをベースに、柑橘と皮をむいたスライスきゅうり、そしてさらにすりおろしたきゅうりで香りをしっかりいれました。

食中なので、甘くないカクテルで、きゅうりと柑橘で身体の熱を落とします。

お食事が終わった後は今回の出版記念の詩集より、詩の朗読会

その間、テーブルセッティングを変え、薄茶と濃珈琲へと移ります。

そして薄茶、濃珈琲へ

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お点前は清水宗雀さん

本職は売れっ子のブレッドジャーナリストさんです(゜-゜)多才です。

珈琲は本日の亭主、調理師学校の関係者でもあります小山さん。

そして薄茶、濃珈琲に合わせた各お菓子

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薄茶には、飛鳥時代の献上品である、古代のチーズ「蘇」

濃珈琲には、南蛮貿易時代に日本に伝わった、「南蛮渡来の黄金」

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「蘇」これはいたってシンプル、極めてシンプルな調理法と材料です。

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材料は100%牛乳のみ。砂糖も塩も、固める素材も何も入れません。

ひたすら沸騰しないように弱火で撹拌しながら煮詰めます。

煮詰めること4時間!手はもちろん止められません。途中、何度も(なんでこれ作るって言っちゃったんだろう。。。)と、くじけそうになりながら作りました。。。

固まってきたところを型に入れ、ぎゅっと綺麗な形になるように固めます。

そして数日寝かせて味を落ち着かせました。

味はほのかに牛乳本来の甘みと塩みを感じ、後味は濃厚なミルクの香りです。

片方はそのまま、もう片方は少しローストして、より甘みを引き出しました。

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「南蛮渡来の黄金」こちらは九州のお菓子「鶏卵素麺」のたぐいです。

煮立っているシロップの中に卵黄を細く流しいれ、引き上げてまとめるお菓子です。

これは蜜香風にシナモンとカルダモン、ピーナッツバターをあえて茶巾絞りにしました。

珈琲の「ペルーチャンチャマイヨ」に合わせてペルーの岩塩も添えて

どちらのお菓子も、洋菓子のように食べてすっごく美味しいという食べ物ではなく、

口に入れた味、その後口にする薄茶であったり、濃珈琲であったり、

色々探りながら味わっていただくお菓子だったので、皆さんの反応がとても気になり、ドキドキしましたが、

思った以上に受け入れていただけたご様子で、大きく胸をなでおろしました。

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この度は素敵な茶会に参加させていただき、ありがとうございました!!

 

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