今、杏仁が熱いです！！№４「シンプルで強烈な杏仁」完結編

もうすぐオープンして早一ヶ月が過ぎようとしております。本当に日々が早いですね！

こんな調子であっという間に１年、２年とたって「１０年たったな〜」とか言ってみたいものです。。。

今日は完結編「蜜香杏仁」のお話

「蜜香」の杏仁はとても濃厚に、舌に絡む様に作っております。

スプーンを入れた瞬間は（ちょっと固め？）な感じ

口に入れるとトロっと舌に絡み、すっと溶ける。

杏仁豆腐の味がしっかり舌に伝わるようにできております。

この杏仁のスタイルが出来たのは約６年前。私が調理担当兼責任者として中国茶のお店の立ち上げを任せていただいた時に作ったレシピでした。

その時から（将来自分がお店を出す時は、必ずこれを看板商品のお店にしょう。。。）と決めておりました。

しかしその頃はまだ、イートインのお店しか頭に無く、この杏仁豆腐を主役に出来るようなお店が思いつかず、ただ漠然としたお店計画でした。

そんな頃、フードコーディネーターの先生のお誘いで、先生の下、飲食店出店のお手伝いをする仕事をさせていただく機会をいただきました。

色々なお店のスタイルを見させていただいている時、「テイクアウト専門」という形が初めて頭の中に浮かびました。

（これならこの杏仁豆腐が主役でいてもおかしくないお店が作れるかも。。。）

テイクアウトのお店なら、まず商品を陳列していなければいけません。

しかし、杏仁豆腐にはケーキやチョコレートの様な目を引く華やかさはありません。

なんせ「真っ白」な食べ物です。

かと言って、上にフルーツやら華やかなソースをかけるのは気が進みませんでした。。。

（杏仁豆腐の味だけをみてもらいたい。杏仁の味を邪魔しない、華やかなシロップ。。。）

美しい液体で思い出したのは「アルコール」

カクテルやシャンパン、リキュール、ハードリカー。

その中でも「ロゼ」が大好き。

ロゼ色のシロップに真っ白な杏仁

（キタ！）

いつもは桂花陳酒の白を使っておりましたが、それを赤に変え、テイクアウトしやすいようにシロップはゆるいジュレにしました。

カップは中の二層が美しく見えるよう、シンプルで透明度の高いカップに。

そして完成した「蜜香杏仁」

杏仁シリーズ完結編。

この様に長ったらしい説明をお読みいただきありがとうございました！

こんな事考えながら、いつも一つ一つを作っております。

是非、少しでも皆様に

私の「杏仁熱」が感染したらいいなと思います★

連載にすると気分的に盛り上がりますね！

アクセス数がだんだん減っていったのはわたくしの文章がいたらなかったのでしょう。。。。

お付き合いいただいた皆様ありがとうございました！